間取りづくりStep.3!家事楽編━家事がしやすい家づくりのポイント【はりまの家BOOK編集長コラム】|【はりまの家】

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間取りづくりStep.3!家事楽編━家事がしやすい家づくりのポイント【はりまの家BOOK編集長コラム】

はりまの家編集部
2022.11.02

BinO播磨(株式会社 中塚組)

家づくりで最も楽しいプロセスと言えるのが「間取りづくり」。
一方で、一度出来上がってしまうと何十年も付き合っていくことになる間取りは、暮らしそのものにまで多大な影響を与える重要事項であり、最も悩むポイントでもあるでしょう。

間取りづくりで失敗&後悔しないために、しっかりとポイントを抑えながら要望をまとめていくようにしましょう。

何をどこに収納するか、どれだけの量を納めるか…
収納計画には事前の準備が大切!

株式会社ACE FORM

せっかく建てた新居だから、いつまでもスッキリした空間であり続けたい。家づくりに取り組む方なら誰もがそう考えるはず。そのためには「片付け」のしやすさが重要で、「収納計画」が大きく関わってくるというのは、前回の-家事楽 編-で述べた通り。
そこで今回は『収納』にスポットを当ててお話ししていきたいと思います。

間取りに対する要望でも常に上位にくる『収納』ですが、単に収納箇所や収納容量を確保すればいいというものではなく、無駄な動きを極力減らして効率よく片づけられる収納計画を、プランの段階から立てておくことが大切です。
そのためには、まず収納するものの把握から始めてみましょう。

新居に持っていきたいお手持ちの家財などや新たに購入を考えているものなどをリストアップし、実際の生活を振り返りながら、それをどこに収納していけば生活しやすくなるのかを考えていきます。「何をどこに、どれだけ収納するか」ということは、打ち合わせ段階で工務店からヒアリングがあるかもしれませんが、あとで後悔しないためにも、ご自身から積極的に把握に努めてください。
こういったリストを作っておけば、引越しの際もスムーズに進められるはずです。

片付けやすさがスッキリとした空間へとつながる…
将来も想定し「適所適量」の収納に!

株式会社結城建設

次に抑えておきたいポイントは「適所適量」のプランが大切ということです。
シューズクロークやウォークインクローゼット、パントリーなど、一ヵ所である程度の収納量が確保できる収納のほか、階段下収納や壁面クローゼットといったデッドスペースを活用するものなど、収納プランにもさまざまなものがありますが、どこに何が、どのくらい必要かは、やはり生活スタイル次第。その配置によって、片付けやすさや使い勝手も大きく変わってきます。快適な生活動線にもつながることですが、「必要な場所に必要なものがある」と無駄な動きも減らすことができ、片付けやすさが〝出しっぱなしやおきっぱなし〟を減らすことにもつながるはずです。

また、収納プランを描く際にも、将来的な生活スタイルの変化や子供たちの成長、家族構成の変化などは想定しておくべきです。
長く暮らしているうちには家財も変わり、アイテムやサイズの変化は必ずと言っていいほど起こり得るものです。それを解決するには、収納スペースの中をあまり作り込まず、可変性を持たせておくことも大切です。収納内の棚板は、納めるものに合わせて可動できるようにしたり、市販の収納ボックスやワゴン、ラックなどを利用してその時々で変えられるように。
掃除機など商品によってカタチが異なるアイテムを置く場所も同じで、カタチそのものが変わっても収納するのに困らないように計画してください。

クローゼットや収納の中をどう造作するかは、案外大切な課題。設ける場所によっても、そこに合った造作を施すようにしてください。

いつまでもスッキリとした住まいであり続けるために…
暮らしや習慣に合った収納計画を!

SUMU STYLE(スムスタイル)

収納のカタチとしては、扉があって中を見せないものが主流ですが、隠すばかりではなく、“見せる”収納を採用して住まう人のライフスタイルを現すケースもあります。

蔵書やミニカー、フィギュアのほか、アンティーク雑貨やスニーカーなど、お気に入りのコレクションを積極的に飾って楽しむ。キッチンでも、おしゃれなキッチングッズや家電、お酒のボトルなどをインテリアのように“見せる”。リビングを雑然とさせるたくさんのリモコンや書類なども市販の収納アイテムを駆使してスマートに“見せる”。
好きなものを美しく飾って空間づくりに取り入れれば、きっと〝自分らしい〟収納のカタチができます。隠すものは隠す、見せるものは見せる。収納にも家づくりと同じように、メリハリを効かせたいものです。

これまでの取材でも、収納にはご家族それぞれのスタイルがあったように思います。憧れだったライフスタイルを送るため、収納スタイルもそれに合わせたものをまず計画し、置くものもそれに見合ったものだけを置く。イメージを崩さないようにしながら部屋に物が散乱しないよう、サッとしまえるスペースを各所に確保する。もちろん、家財が増えることも想定しながら。要は、自分の持ち物や習慣、暮らしに合った収納スタイルを選ぶことが大切です。

まとめ

ただ、建築時にどんなに素敵な収納を造ったとしても、使いこなさなければ何の意味もないことはお分かりいただけると思います。いつまでもスッキリとした住まいであり続けるためには、やはり、使ったものは元に戻す、要らなくなったものは処分する、いつも決まった場所に置く、といったルールを守ることが肝心です。

現在の住まいでは、なかなか部屋が片付かず、さまざまな事情があるにしても決してスッキリとした住まいではないという方も多いかと思いますが、新しい住まいを建てたことをきっかけに収納上手になったという方も大勢いらっしゃいます。
ご自身が望まれた、お気に入りの空間づくりと共に、収納もそれに合ったスタイルにチャレンジしてください。

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