間取りづくりStep.2!家事楽編━家事がしやすい家づくりのポイント【はりまの家BOOK編集長コラム】|【はりまの家】

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間取りづくりStep.2!家事楽編━家事がしやすい家づくりのポイント【はりまの家BOOK編集長コラム】

はりまの家編集部
2022.09.28

家づくりで最も楽しいプロセスと言えるのが「間取りづくり」。
一方で、一度出来上がってしまうと何十年も付き合っていくことになる間取りは、暮らしそのものにまで多大な影響を与える重要事項であり、最も悩むポイントでもあるでしょう。

間取りづくりで失敗&後悔しないために、しっかりとポイントを抑えながら要望をまとめていくようにしましょう。

室内干しやファミリークローゼットの配置など
洗濯作業を効率化する設計プラン

有限会社 ひまわり工房

炊事、洗濯など家事をするときの〝家事動線〟、プライベートな居室とダイニングキッチンや水周りを結ぶ〝通勤動線〟、トイレや洗面・浴室に行くための〝衛生動線〟、来訪者が移動する際の〝来客動線〟など、日常の暮らしにはさまざまな〝動線〟が存在しますが、暮らしやすいと思える間取りを実現するためには、それぞれの家族に合った〝動線〟を描くことが大切。

中でも、夫婦ともに仕事を持つ「共働き世帯」があたりまえのようになってきた昨今の家づくりでは、掃除、洗濯、そして食事といった毎日の家事をいかに“時短”して家族の時間を確保するかが、大きなテーマになっています。

まず、“洗濯”ですが、最近の取材で最もよく聞かれるのが「室内干し」というリクエスト。サンルームを設けたり洗面脱衣室を広めに確保して物干しユニットを設置するなど、カタチはさまざまですが、天候を気にする必要もなく、花粉症などのアレルギー対策という意味合いもあって人気を集めています。
また、「洗う~干す~たたむ~しまう」という一連の作業を、できるだけ少ない動きで済ませるために、家事台を造作したランドリールームを採用したり、ファミリークローゼットをはじめとする「しまう場所」を水周りに隣接して配置するなど、アイデアを凝らした実例も豊富にありますので、洗濯物の仕分けや収納方法など、普段の暮らしを思い描きながら効率的で暮らしやすい間取りプランを考えてみましょう。

キッチンレイアウトや収納プランの工夫で
食事の支度でも時短を目指して!

BinO 播磨(株式会社 中塚組)

次に、時間を取られる家事といえば、やはり食事の支度。

キッチンづくりではライフスタイルに応じたプランニングが主流となっていますが、家事の時短という視点から見ると、調理・配膳・片付の動線を短くすることがポイントのひとつに。それを叶えるプランとして増えつつあるのが、キッチンとダイニングを横並びにするレイアウト。これは、コンロ・シンク・ダイニングテーブルを一直線に並べたもので、キッチンと食卓を行き来する動作が少なくてすむほか、できたものからすぐに配膳できるのでキッチンが散らかりにくかったり、ダイニングテーブルを作業台代わりに使えるのもメリット。
その反面、このレイアウトでは横長の空間が必要になるため、LDK内の配置が難しい場合やキッチンとダイニングテーブルを突き合わせるとキッチンからリビング側へ行きたいとき、グルッと回り込まねばならないなどのデメリットがあることも覚えておいてほしいと思います

また、キッチン周りでは「収納」についても気を付けておきたいポイントが。
食料品には案外重いものが多く、毎日の買い物で玄関や車からキッチンまで荷物を運ぶのに苦労する方も多いはず。特に、まとめ買いが多いという方には、キッチンやパントリーと玄関・勝手口の距離が短い間取りがおススメです。
加えて、忘れがちなのが「ゴミ出し」の動線。ゴミの一時保管の仕方や集め方、家の中からゴミステーションまでの動きなど、実際に暮らすイメージをもって間取りづくりに臨むことが大切です。

実際の自分たちの生活スタイルを踏まえて
掃除や片付けのしやすい間取りに!

モリシタアットホーム(株式会社 モリシタ・アット・ホーム)

毎日の掃除や片付けにも時間を掛けたくないものですが、ここでも自分たちの生活スタイルを反映させたプランニングが大事。

例えば、掃除機をかけるとき、掃除したい場所までコードを伸ばすのに苦労しないようにするためには、どこにコンセントを設けておくか。コードレス掃除機やロボット掃除機を使用する場合には、充電が必要になりますので収納場所を設計段階で決めてコンセントを用意しておく必要があるなど、使用する機種や実際にどのように掃除機をかけていくかを事前に想定して、コンセントの必要な位置や数などを検討していく必要があります。
また、フローリングワイパーやコードレスクリーナーといったそのほかの掃除道具も壁際に置きっぱなしにすることがないように、出しやすく片づけやすい「定位置」を、始めから決めておくのがオススメです。

掃除や家事の効率を良くするためにも、キレイに片付けられた住まいであってほしいと思いますが、この「片付け」のしやすさには「収納計画」が大きく関わってきます。
暮らしの中で、どこでどんなものをどのくらい使うかを事前に想定して必要な場所に必要なサイズの収納を設ける。整理が得意な方なら棚などの“見せる収納”で十分かもしれませんし、苦手な方なら扉の付いた“隠す収納”が必要かもしれません。

要は、家族の暮らしに合った「収納計画」を立てることが大切です。

まとめ

家族が暮らしやすい動線を描いて作業がスムーズにできるアイデアや工夫を凝らせば、今より家事が楽にできて、自分の時間ももっと作れるはず。
特に、家事の中でも苦手なものがあるなら、それをできるだけ楽にする方法を考えるのも、家事がしやすい家づくりのポイントといえるでしょう。

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